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  <title>除虫屋ニシウラ 第三部</title>
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  <description>最終章です。一応。こまごまとした話中心になっていくと思います。</description>
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    <title>再開</title>
    <description>
    <![CDATA[二人は午前中の疲れも忘れ、小声で語りあった。レンがあの後どうなって、ここにいるのか浜田に一生懸命説明した。浜田は驚きの顔になったまま、分からないところはうまく噛み砕いてレンから話を聞き出し、だいだいの話を聞き出すと、大きなため息をついた。<br />
「小さな頃から苦労したんだな」と、半べそになっているレンの頭をぽんぽんと撫でた。<br />
「うぅ…ハマちゃん…」<br />
とうとう泣き出したレンに苦笑しながらタオルを渡す。<br />
「後で顔洗ってこいよ？」<br />
「う うん。」<br />
「あ、浜田、いじめたの？」<br />
背後からかかる声に二人は視線を移すと、浜田と同じくらいの男性が立っていた。<br />
「るせぇ！いじめる訳ないだろう？な、レン」<br />
「う ん！」と頷くと、「じゃあ何で三橋は泣いてるんだ？」の話になる。浜田は嬉しそうにレンの肩に手を乗せると「大事な大事な弟分と、１０年以上ぶりの再開！」<br />
ドヤッという顔に、二人は顔を見合せると「え？マジで？」とか「浜田に稚児趣味？」とか散々言われ、流石の浜田も何か言い返そうとした時、<br />
「お前らうるせぇ！」と光の矢が飛んで…浜田の出前で消えた。<br />
<br />
レンを除く三人は、シーッ！シーッ！と言い合う。<br />
「こ、光撃士？」<br />
レンは、違うところですっとんきょうな声をあげ、浜田に「静かに、シーッ！」と言われ、慌てて口を閉じたのであった。<br />
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    <pubDate>Mon, 24 Sep 2012 09:20:30 GMT</pubDate>
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    <title>久しぶりすぎて宛先忘れました滅</title>
    <description>
    <![CDATA[ニシウラのメンバーならこの頃雑魚寝しても大丈夫になったが、他の、しかもまだ日の浅い人たちと眠るという事が、レンの意識を余計に覚醒させてしまったのは、あまりにも皮肉な事であった。<br />
もぞもぞとしているレンに寝ぼけまなこの浜田がぼけぼけと話しかけてきた。<br />
「なぁ、三橋。」<br />
「なに？は、浜田くん…」<br />
レンは心臓が飛び出てしまうくらいのバクバクさを抑えながらこたえる。<br />
「間違ってたらすまん」と前置きしてから浜田が尋ねる。<br />
「小さいとき、田島ってヤツと一緒に遊ばなかったか？庭で。」<br />
「え…！」<br />
記憶が残っている。幼い自分と田島、そしてもうひとり…！<br />
「は、ハマちゃん？」<br />
レンは知らず声をあげた。<br />
浜田もまさかと、気だるげな視線をしゃんとさせてレンの驚きに満ちた顔を見る。<br />
「…レン？」<br />
「う、うん…ハマ…ハマちゃん？」<br />
レンが浜田の名を呼んだら、がしっと肩を掴まれた。<br />
「レン！生きてたんだな？」<br />
涙目になっている浜田に対しレンの涙腺はとっくに崩壊していた。<br />
「ハマ…ちゃん！」<br />
二人して抱きあいながら涙を流しているのをクラスメイトが発見するまであと少し。<br />
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    <pubDate>Sun, 02 Sep 2012 23:49:47 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>テスト</title>
    <description>
    <![CDATA[午後は浜田宣言の通り昼寝となった。めいめいが机に突っ伏したりしている中、レンは緊張しまくっていた。<br />
<br />
テストなのですよ<br />
]]>
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    <pubDate>Sun, 02 Sep 2012 23:26:27 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>体調不良と携帯新機種でまだ慣れないの</title>
    <description>
    <![CDATA[体育は、今日は天気が良いから、とグラウンドで行う事となった。軽く柔軟～！という浜田に手伝ってもらい、レンも久しぶりに思い切り柔軟を行う。<br />
「三橋、その…骨が全然ないような柔軟は怖い。」と浜田に言われ驚く。ジャージの前面は完全に地面について、両足はぴったりと真横に広がっている。いつもの軽めの柔軟なのに？と首を傾げると…。<br />
「三橋の真似、できねぇ」と屍が出来上がっていた。<br />
きょとんとしている三橋に浜田は苦笑して、ぽんぽんと頭を撫でるように優しく叩く。<br />
「よし！今日は午後昼寝の時間作るから、持久走！」<br />
浜田の一声でおー！と喜びとも絶望とも聞こえる答えが返ってくる。<br />
レンはきょとん。持久走？という巨大なクエスチョンマークを顔にでかでかと浮かべている姿に浜田は呆れ顔を見せないように、延々と走る事と説明する。<br />
う、うん。とレンが理解したところで全員が同じスタートラインに立って、浜田の号令によって走りだした。<br />
<br />
<br />
「三橋、その…。」<br />
三橋が戻ってきた時は、さすがに少し息を切らしていたが、ゆっくりとそれも元に戻ってきている。<br />
「陸上部とか入ってた？」<br />
クラスメイトの質問にまたクエスチョンマーク。<br />
「だ、だいたい、ま、ま、毎日走ってる！」と恐る恐る答えると、すげー！と声が上がった。さもありなん。三橋は２００メートルのグラウンドを速度を全く落とさず、２時間以上走っていたのだ。これには全員がさすがに驚いた。<br />
「お前、除虫屋やらなかったら陸上とか…運動部から引っ張りだこだったろうな。」としみじみ言われ、良くわからないと浜田のほうを向く。<br />
浜田はやはり苦笑しながら「三橋は現役の除虫屋だもんな」と言ってくる。<br />
と、あちらこちらでえ！とかはい？とか声があがる。<br />
「三橋、現役なんだ！爆破士？」<br />
「う、ううん！癒し手！」<br />
レンの一声で全員が静まりかえった。<br />
「浜田！マジ？」の問いに浜田は「一般除虫クラスに入れても無理だろ？」と答える。<br />
確かに！だよなー！と声があがる。<br />
レンは…。<br />
「…?」<br />
やっぱりクエスチョンマークを浮かべていた。<br />
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    <pubDate>Mon, 21 May 2012 23:46:21 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>久しぶりです。</title>
    <description>
    <![CDATA[無人タクシーは無音のまま、レンを学校へと運ぶ。そんな中、レンは、必死にやりかけの宿題と格闘していた。無音であるはずの車の中で、シャーペンを走らせる音、紙を繰る音が響く。<br />
到着寸前で宿題が終わった時、レンはほぉ、と安堵のため息をついた。<br />
下駄箱で靴を履き替え、廊下を歩く。昨日見た同じ教室が視界に入る。<br />
かなり心臓がバクバクいっているのを気にしながら、ドアをあけると、昨日見た同じ顔が揃っていた。<br />
「お、お、おはよう…」<br />
最後は尻窄みになりながらも頑張って挨拶した。栄口や花井が見たら感動していたであろう。<br />
「はよー！」「おはよー」と声がかけられる。頑張って挨拶を返しながらレンは自分の席に着く。<br />
「おっす！三橋！」<br />
目の前に浜田がやって来て、ニコニコ顔で挨拶してくる。<br />
「お、はよう。はま、だくん！」<br />
「お、良い挨拶」と頭をがしがし撫でられ？た。<br />
「宿題は？」<br />
今度は意地の悪そうな顔でたずねてくる。<br />
「や、やって、きた！」<br />
おお、偉い偉いとまたがしがし。<br />
レンがくらくらになる寸前に浜田の大きな手が離れた。<br />
「よーし！全員集まったから、ＨＲなー！あ、レン、太郎さん来るの月曜日のみな、あとはこんな感じ。」<br />
テレビで見た学園生活とはかけ離れているな。とはわかっていたが、ここまでフリーダムだとは思わず、レンは驚きながらも頷く。<br />
「今日か明日、体育なー！カビ付きジャージ着たヤツはかっとばす！」<br />
浜田が今日の予定を読み上げる。<br />
「おーい、三橋、まだジャージ支給されてねーんじゃ？」<br />
「多分ロッカーにいつの間にか入っている。三橋、開けてみろ。」<br />
「う、うん…」<br />
ロッカーは指紋認証ロッカーで、レンは恐る恐る右手の親指を押し付ける。ピッと音がして鍵がはずれる。そろ～っと開けると、中には<br />
「？」<br />
ジャージをはじめとする、分からないアイテムが入っていた。<br />
「習字に裁縫、日曜大工アイテムまるっとか！三橋も大変だ！」<br />
後ろで見ていたクラスメイトが笑う。<br />
レンは学校って不可思議な所だと思っていた。<br />
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    <pubDate>Mon, 07 May 2012 23:35:35 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>起きたら</title>
    <description>
    <![CDATA[レンは目を覚ました。ぱちり、と言わんばかりの感じで。<br />
「？」<br />
私服のままである。考えてみたら、昨夜の記憶が途中で切れている。<br />
「？？」<br />
全く訳が分からない状態でレンは首を傾げた。<br />
その時、ドアがノックされた。<br />
「レン、起きてる？」<br />
声の主は栄口。<br />
「お、起きてる！」<br />
わたわたとベッドから抜け出すと同時にドアが開いた。<br />
「おはよう、レン。」<br />
「お、…おはよう！栄口くん！」<br />
うん！良い挨拶と栄口は軽く笑うと、「レンにしては寝坊だから、シャワー浴びてきたら？」と言われる。慌てて時計を見ると、確かにあり得ない時間帯だ。<br />
「レン、着替え持って…。シャワー浴びたらすぐに朝食だから。」<br />
「う…うん！」<br />
クローゼットの中から適当に服と下着一式を取りだし、わたわたと一階にある風呂場へと向かう。<br />
その後ろ姿を見ながら、レンも普通の子になったなぁ、と栄口はしみじみと思ったのであった。<br />
<br />
無人タクシーは、同じ時間に音もなくニシウラ玄関前に停車した。<br />
「い、い…行ってきます！」<br />
数々の行ってらっしゃいコールに背中を押されながら、レンは登校二日目を迎えたのであった。<br />
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    <pubDate>Wed, 04 Apr 2012 23:50:13 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>うとうと</title>
    <description>
    <![CDATA[ご飯を食べ、シンクに食器を置くと、誰かが必ず茶を淹れる(阿部は除く)。今日は沖の淹れたほうじ茶だ。全員がほうっと息をつくと、歓談が始まる。いつもなら様々な話が飛び交うのだが、今日は違う。なんたって、レンの登校初日なのだ。話題にしないほうがおかしい。さっそく質問責めにあうレンは、あたふたしながらも質問の一つ一つに答えていく。<br />
「浜田？」<br />
レンの話のところどころででてくる人名に反応したのは田島であった。<br />
「う、ん。浜田、くん。」<br />
なんだなんだと田島とレンに視線が集中する。<br />
「除虫屋に入ったとはきいてたけど、まさかなぁ…」と田島の声は弱いが、全員の視線を浴びる内容には変わりなかった。<br />
「なんだよ田島、その浜田って。…知り合いか？」<br />
阿部がさっそく訊ねる。田島もうーんあーん言いながらも、やはり、と決意したかと口を開く。<br />
「レン、ハマちゃんは？」<br />
「ハマちゃん…って、田島くん、と遊んでくれ、た？」<br />
「そう！そのハマちゃん！」<br />
ぱちぃんと手を叩いて正解！と言う田島に、まさか、という雰囲気が流れる。<br />
「ハマちゃんな、名字、浜田っていうんだよ。」<br />
「え？」<br />
「ちょっと待て？クラスメイトにレンの幼なじみがいるってこと！？」<br />
すっとんきょうな声をあげたのはやはり水谷である。他の者もどう対応してよいのか微妙な表情を浮かべている(阿部除く)。<br />
「明日、学校行ったら、ハマちゃんかって訊いて…」<br />
田島がレンを見る。その視線に他のメンバーが見て、苦笑を浮かべる。<br />
<br />
こっくり、こっくり…<br />
<br />
今日は疲れたのであろう。レンは話途中で船をこいでいた。<br />
「起こす？」の水谷発言に巣山が背中に背負うジェスチャーをした。みんなレンには甘いなぁと苦笑しながらも水谷はレンに隣のテレビ部屋からあったブランケットをレンにかける。小さく寝息が聞こえてくる。完全に寝てしまったようだ。<br />
田島、泉、栄口、そして巣山が席を立つ。全く気付かず寝ているレンに自然と笑みがこぼれる。<br />
レンの椅子をずらし、がくっと倒れてくるレンの身体を泉が受け止め、田島がすかさずレンをおんぶしやすい格好にする。巣山はしゃがみこみ、受け入れられる状態になる。<br />
レンをせーの！で巣山の背中に移し、栄口が素早くレンのだらんとした腕や足を持ちやすいよう調整する。<br />
「パジャマじゃないけど…まあよし！」と栄口の言葉に巣山は少しよろけながら立ち上がる。両隣に田島、泉、栄口がフォローにまわる。<br />
「おやすみな…さい」と田島がレンの挨拶を物まねし、食堂のドアが閉められた。<br />
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    <pubDate>Wed, 28 Mar 2012 23:59:51 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>まだまだ更新が遅れます。おのれディ(違)</title>
    <description>
    <![CDATA[宿題は誰にも訊かずにやったほうがいい。というクラスメイトからの助言もあり、夕食の時間ギリギリまで、漢字の書き取りドリルと格闘していた。田島が呼びに来なければ、まだまだやっていたであろう。<br />
「漢字は慣れ、だな。」と共に迎えにきた泉も頷く。何はともあれ、夕食だ。三人とも、お腹グーグー言わせながら食堂のドアをあける。<br />
廊下まで流れ出していた良い香りがドアをあける事により、一層強くなる。より一層腹がグーグー鳴る。<br />
「か、唐揚げ！」<br />
大皿に盛り付けられたあげたての唐揚げを見て、三人はふぉぉぉ！と良くわからない声をあげる。唐揚げは全員の好物だ。食事開始１５分であとかたもなくなってしまう、どんぶり飯も幸せな一品！しかもいつもの二倍はある！<br />
他の面子は既に席につき、三人の到着を待っていた。<br />
「今日はレン初登校で奮発したよ。下ごしらえは大学組の半分が手伝ってくれたんだよ」と栄口。オレ手伝いした～と水谷をかわきりに、巣山、沖が手を挙げる。<br />
「う　れしい！」<br />
幸せいっぱいな顔をして、レンが喜ぶ。その顔のみで自分たちにも笑顔が伝染した。<br />
「レン、早く席につけ、冷めるぞ」といつも調子全開の阿部が言う。三人は慌てて席につく。<br />
「よっしゃ！いただきます！」の田島の声に全員が反応した！<br />
その瞬間、唐揚げは三分の一、姿を消していた。<br />
「うんめー！」<br />
「お　いしい！」<br />
「美味い！」と生徒トリオが次々に声を挙げる。<br />
「ご飯もたんと炊いてあるから」と花井の言葉の前に、田島と泉がどんぶり片手に席を立つ。レンははふはふとレモンの良い香りがする唐揚げに…アツアツの唐揚げにちょっと苦戦。猫舌だもんね。と西広が笑う。<br />
どんな量でも、唐揚げは１５分前に全て消え去っていたのだった。<br />
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    <pubDate>Sun, 25 Mar 2012 23:23:38 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>母親が骨折で入院…orz</title>
    <description>
    <![CDATA[レンが栄口とお茶お菓子をつまみながら談笑していると、普段ならあっちふらふら、こっちふらふらと寄り道してくる水谷をはじめ、次々とニシウラのメンバーが帰ってきた。栄口は気づいたら全員分のカップを出している事に気付いた。<br />
全員がレンの事を心配していたのか、とむずかゆい気分になった。<br />
「レン、フランス語なんだけど…」<br />
違った？<br />
「テストで良い点とれたから、これありがとうの気持ちを込めて。」<br />
水谷やら花井やらが、菓子や何か色々なものをレンの前に置いた。<br />
「い、いい、の？」<br />
「フランス語の点数があれだけあれば、評価ももらえるから！」<br />
沖が笑顔で言う。隣で花井も頷いている。<br />
「レン、もらえるものは貰え。」<br />
違う教科を教えてもらっていた阿部が偉そうに言う。<br />
「う、うん！あ、あ、あり…ありがとう！」<br />
「どういたしまして」の言葉があちこちから流れる。<br />
「なー、レン、学校難しかったか？」<br />
テーブルの上にあったアーモンドチョコを泉と共に平らげた田島がたずねる。<br />
「ううん？みんな、親切！」<br />
「それは良かった！」<br />
泉も機嫌良く次の菓子…ビスコへと狙いを定めてからレンの頭をわしゃわしゃ撫でる。<br />
「レンの学級はひとクラスしかないんだろ？教師は？」<br />
「先生は、みんな！」<br />
巣山の問いに、泉とビスコをわけあいながらレンは答える。は？という顔をして、阿部を見る。<br />
「あのクラスは年齢も学力もバラバラだから、教師じゃなく、生徒同士で教えあう。…だろ？レン。」<br />
阿部の説明にうん！と頷くレン。<br />
「じゃあ、レンも教えてるのか？」<br />
二枚入りであるビスコの一枚をレンに渡しながら田島が訊く。うん…。と照れくさそうにしながらも頷くレンに、田島は興味を持った。<br />
<br />
けど。<br />
<br />
「晩ごはん作る時間だから、宿題あるヤツは今のうちにやれ」という栄口の言葉に、めいめいがカップを持ち、シンクへと置き、「レン、後でな！」と自室へ戻っていく。<br />
レンも浜田から言われた漢字ドリルをするために、自室へと戻っていった。<br />
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    <pubDate>Wed, 29 Feb 2012 23:37:13 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>帰宅</title>
    <description>
    <![CDATA[栄口は空撃士である。よって、空気の動きに敏感である。結界ごしだが、レンを乗せた無人タクシーが止まった感覚を感じ、外へと出る。<br />
「おかえり、レン。」<br />
窓を開け、声をかけると、レンは少し嬉しそうに歩いてきた。<br />
「た、だいま！」という声を拾い、結構疲労している事を理解する。質問責めにでもあったのだろう。<br />
玄関に入り、トントントンといつもなら音をたてないレンが階段を上がってくる音で、確信する。<br />
「レン、おかえり。」<br />
笑顔で話しかけると、おどおどといつもの顔で「た、だいま…」と返してきた。顔色がすぐれない。かなり疲れた証拠だ。<br />
「まずは弁当箱出して！」<br />
栄口はちょっとだけ心を鬼にして、レンのバッグを指差す。<br />
おたおたとしながらも渡された弁当箱は、完全に空である事を確認して少しほっとする。<br />
「手を洗って…？」<br />
「…うがい！」<br />
言うとバッグを置いて洗面所へと向かう。朝は弁当箱と筆記用具しか入っていなかったバッグに、いろいろな教科書やら何やらかが入っているのだろう。バッグはぱんぱんだ。<br />
レンの様子だと、なんとかうまくやれたのだろう。何事も最初が肝心。レンの独特な口調はなんだが、優しく、良い意味で愚直なのが伝われば良いと皆で話したのは昨夜だ。<br />
ぺたぺた音が近づいてきている。レンがまたびしょびしょのまま戻ってきたのだろう。<br />
来週からしつけようと思いながら、栄口はタオルの用意をするのであった。<br />
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    <pubDate>Tue, 21 Feb 2012 23:13:41 GMT</pubDate>
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